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仏教についてのQ&A
- 宗派による違いはなんですか?
本来、仏教の教えには「真理を悟る」という目的があります。
その手段としての違いがすなわち宗派の違いです。
つまりそれぞれが生きるための教えとして存在しているのですが、現在では先祖供養・法要・葬儀が仏教の中心となっているため、 唱えものの違いや葬儀手法の違いが宗派の違いとして際立つようです。簡単に、それぞれの教えを記しましょう。
教え 概要 該当する宗派 他力的仏教 浄土仏教のことを指します。ただひたすら仏の慈悲にすがることで、仏の世界(浄土)で成仏すると説いています。 浄土宗・時宗・浄土真宗・融通念仏宗 他 自力的仏教 仏性を覆う煩悩を取り除くために自ら修行(座禅など)をします。 臨済宗・曹洞宗・黄檗宗 他 密教的仏教 大日如来と一体となって現生を生きます。曼荼羅(聖域や悟りの境地などを表した絵図)による世界観があります。 真言宗 総合的仏教 密教・禅・戒律の融合で、「すべての衆生(生命あるもの)は仏になれる」と説いています。 天台宗 法華経絶対的仏教 末法の世には法華経のみが広がるべきと説いています。 日蓮宗
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