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「秋のいい寺演奏会」東明寺トリオコンサート後記
都会の喧騒を忘れ、秋の夜長に悠久の静寂に包まれた本堂で毎年開催される「一期一会」。
本年の「一期一会」は、中国琵琶の第一人者・邵容（シャオ・ロン）さんと新たなジョイント、笛子・王明君（オー・メイクン）さん、
シンセサイザー・蓮沼健介さんをお招きした演奏会でした。
中国の古典的な楽曲のみならず、ポップな曲から童謡唱歌そして映画音楽のスタンダードナンバーまで、 幅広い曲目を大勢の参加者にお楽しみいただきました。
プログラム
合奏の様子
- 第一部
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- 奇跡（梁剣峰：作詞・作曲）
- ジュピター（ホルスト：作曲／吉本由美：作詞、岩谷時子作詞も有）
- トップ・オブ・ザ・ワールド（リチャードカーペンター：作曲）
- 上遊曲
- 日中メドレー ～赤とんぼ～蘇州夜曲～雪の降る街を～夜来香～花～
独奏中の邵容（シャオ・ロン）さん
- 第二部
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- 十面埋伏（中国古典曲） 邵容（シャオ・ロン）独奏
- 緑（周龍[チョウ・ロン]：作曲） 邵容（シャオ・ロン）・王明君（オーメイクン）二重奏
- 映画音楽メドレー（合奏） ～ムーンリバー～シェルブールの雨傘～白い恋人たち～愛と青春の旅立ち～
- アンコール
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- 川の流れのように（見岳章：作曲／秋元康：作詞）
- 奇跡（梁剣峰：作詞・作曲）
スタッフ後記
今回、初めてお寺での演奏会をお手伝いさせていただきましたが、まず驚かされたのが準備から片付けまで、
スタッフの方々や奏者の皆様の段取りの良さ。
参加者には若年層の宗教離れを感じさせない若い方もおり、檀家さんと一般の参加者がおよそ半数。
演奏の合間にあった、ご住職からの「仏教」を身近に感じられるお話に感動されている方や、
初めて参加された方の中には、お寺で法事以外のイベントがある事に驚かれている方もおり、
一般の参加者にもかなり満足していただいたイベントになりました。
表現が適切かどうかは別として私自身、母の胎内にいるのはこんな感じではないかと感じ、
奏者と参加者の一体感、本堂内すべてが一つの宇宙を創りだしている錯覚を起こし、
得も言われぬ感覚に包まれました。
演奏後のシャオ・ロンさん、オー・メイクンさん、蓮沼健介さんの笑顔がすべてを物語る素晴らしい演奏会で、
年間通して幾度も演奏しているプロの奏者でも
「今回のような高揚感に包まれる演奏は滅多にない。」とのこと。
今回のような演奏会をまた開催してほしい、という意見が多数寄せられていましたので、今から楽しみです！
